計算方法と根拠
粗利率の求め方
中小機構 J-Net21 の解説では、売上高総利益率(%)=売上総利益÷売上高です。売上総利益(粗利)は、売上高から売上原価を引いた額です。
目標からの逆算
売上原価を変えず売値だけを上げる場合、目標の粗利率にするための売上高は、売上原価÷(1−目標粗利率)です。売上高を変えず原価を下げる場合の目標原価は、売上高×(1−目標粗利率)です。
計算例
売上高 100 万円、売上原価 70 万円なら粗利は 30 万円、粗利率は 30%です。目標を 40%にすると、原価据え置きで必要な売上高は 70 万円÷0.6≒116.7 万円(売値を約 16.7%上げる)、売上据え置きなら原価を 60 万円にする(10 万円下げる)必要があります。
使っている式
| 名前 | やっていること | 式 |
|---|---|---|
| 売上総利益(粗利) | 売上高から売上原価を引いた額です。 | gp = sales - cogs |
| 原価を変えない場合に必要な売上高 | 売上原価を変えずに目標の粗利率にするための売上高です。 | needSales = cogs / (1 - tg / 100) |
| 売上高を変えない場合の目標原価 | 売上高を変えずに目標の粗利率にするための売上原価です。 | needCogs = sales * (1 - tg / 100) |
| 現在の粗利率(売上高総利益率)(結果) | 売上総利益を売上高で割った割合です。 | gp / sales * 100 |
| 現在の売上総利益(粗利)(結果) | 売上高から売上原価を引いた額です。 | gp |
| 数量が同じとき、売値を何%上げれば目標になるか(結果) | 売上原価と数量を変えずに、売値を上げて目標の粗利率にするときの引き上げ率です(マイナスは現在が目標以上)。 | (needSales / sales - 1) * 100 |
| 目標に必要な売上高(原価据え置き)(結果) | 売上原価を変えないときに目標の粗利率にするための売上高です。 | needSales |
| 売上据え置きで下げる原価(マイナスは余裕)(結果) | 売上高を変えずに目標の粗利率にするために、売上原価をいくら下げるかです。 | cogs - needCogs |
式の記法: + - * / ^(べき乗)、かっこ、min / max / round / ceil / floor / pow / abs / sqrt、if(条件, 真のとき, 偽のとき)。round(x, 桁) は四捨五入、ceil は切り上げ、floor は切り捨てです。
設定値(定数)と出典
この計算では、税率や料金表などの外部の設定値は使っていません。数学的な定義の式だけで計算しています。
入力できる範囲
| 項目 | 範囲 | 初期値 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1〜100,000,000,000円 | 1,000,000円 |
| 売上原価 | 0〜100,000,000,000円 | 700,000円 |
| 目標の粗利率 | 0〜99.9% | 40% |
結果は、同じ条件なら本サイトのどのページでも同じ数字になります(ページの数字も、計算ツールも同じ計算の仕組みで出しています)。
ご利用にあたって
- 入れた金額の見込みにもとづく概算です。値上げで販売数が減る影響、値引き、消費税、人件費などは含めていません。価格設定や経営判断の代わりにはなりません。
- 売上総利益は売上高から売上原価を引いた額として計算しています。業種によって売上原価に含める費用の範囲は異なります。